しかし、エクシング社は通信カラオケで初めてカラオケ業界に参入したメーカーでした。「本人映像」や「生音」などのカラオケを制作したことは、それまでありませんでした。
それに対して他社は、レーザーカラオケを作っていたから、それらの演奏や映像を制作するノウハウと、映像や録音そのものの蓄積があります。
その点で、HyperJOY V2の「スゴオト」は、他社の生音演奏と比べて劣っています。「SHOW劇」は確かに面白いけど。
その頃(2003年)には、既にカラオケ機器設置台数シェア1位の座をDAMシリーズに奪われていました。加えて2004年のUGA出現で、収録曲数No.1の座も奪われました。
しかし「ここでしか歌えない曲の多さ」というJOYSOUNDシリーズ最大の魅力は、その後も衰えていません。
UGAは80年代前後の曲などは多いのですが、90年代後半以後のアーティストの曲などは実はそれほど多くない。言っちゃ悪いけど「一体誰がこんな曲を?」というような曲で曲数を稼いでいるという面があるのです。
それに対してJOYSOUNDシリーズは、最近のアーティストの曲など、マイナーな曲の中で歌いたい要望のある曲をピックアップすることが上手いのです。
そして2006年にはSNS機能「うたスキ」を搭載した最新機種HyperJOY WAVEが発売。
DAMステーション(ランキングバトル)が採点だけであるのに対して、うたスキはどちらかというと曲のリクエストがコミュニティを形成する大きな要素になっています。
リアルタイムリクエストでよく上位になるアーティストの曲が、DAMでもそこそこ配信されていたりしてね(笑)
で、JOYSOUNDシリーズについてのまとめ。
・伝統的に音質は良くない。生音になってもその伝統は同じ。
・また映像も他機種と比べて弱い。
・ただ「ここでしか歌えない曲」の多さは魅力。
・「アーティスト○○の曲が最も多い」ことも魅力。
・特にここ10年以内の曲/アーティストについては、最も充実。
・「うたスキ」は採点よりもリクエストが盛り上がる。

