2007年08月23日

(11)その他の機種

前回までの連載で、JOYSOUND、DAM、UGAの3大勢力について解説しました。
はっきり言って今のご時世、これら3大シリーズ以外の機種にカラオケ店で、単体の機種として出くわすのは難しいでしょう。せいぜい「パセラ」「カラオケの鉄人」などのような所で統合システムの一部として出くわすぐらいです。
(ちなみに「統合システム」についてはこの後の連載で解説する予定です)
というわけで、今回は「その他の機種」について駆け足で解説します。

まず、最も早く(2002年)に通信カラオケから撤退したのがGIGAでした。現在は着メロ専業になっています。GIGAだけに配信されていた曲も約1000曲ほどあったのですが、現在は同機種の権利は「パセラ」が買い取りました。

JOYSOUNDと並んで1992年にカラオケに進出したタイトーX2000/Lavcaシリーズ。最初期の機種だけに、音質や映像は正直良くありませんでした。しかし、たとえば'80年代後半テクノポップなど、一部のジャンルでの選曲には見るべきものがありました。

レコード会社のビクターが1995年に発売したのが孫悟空シリーズ。「SMAP全曲配信」が売りでした。現在では当たり前の「全曲配信」の先駆者的存在と言えます。

現在、X2000/Lavcaシリーズと孫悟空シリーズは、JOYSOUNDシリーズのエクシング社に事業買収されています。そして、これらのシリーズの曲目の、JOYSOUNDシリーズへの統合が着々と進められています。統合が完了すれば、JOYSOUNDシリーズの総曲数がUGAシリーズを逆転して「曲数No.1」の座を奪回する可能性すらあります。

そして、最後まで独自路線で頑張っていたのがセガカラ/CANDOONEシリーズです。その名の通り、ゲーム機器でおなじみのセガが、子会社セガミュージックによって展開していた機種です。アニメ/ゲーム系の曲はさすがに多かったのですが、それ以外には見るべき所はさほどありませんでした。
そして同シリーズ最新機種のCANDOONEは、他社に先駆けてテレビ電話機能や音声認識を導入するなど、比較的がんばっていました。(私は使ったことがないので、詳しくはわかりませんが)ただやはり、最近は業績が低迷していて、赤字が続いていました。

そして、2007年夏にBMBがセガミュージックを買収しました。恐らく、BMBとしては、曲目を増やすことよりも、テレビ電話機能や音声認識をUGAシリーズに取り入れることを狙っているのでしょう。

ともあれ、これで日本の業務用カラオケは、文字通り3社の戦いに絞られました。
posted by くまたろう at 22:29| Comment(0) | 通信カラオケ機種概論序説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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