2007年08月28日

(12) 統合システム(前編)

今までの本連載では、単独でカラオケ屋の室内に存在するカラオケ機種について解説しました。

その一方で、こんな謳い文句を掲げるカラオケもあります。
「一つの部屋で全機種が歌える、世界一の曲数」
これを実現するのが、いわゆる「統合システム」です。日本国内に存在する複数のカラオケ機種を、一部屋で歌える仕組みにしたものを、ここでは統合システムといいます。(マルチシステムなどと言われることもあります)

かつてはARISA、Mac21などの統合システムもあったのですが、現在は「パセラ」チェーンなどの「Σシステム」と、「カラオケの鉄人」チェーンの「鉄人システム」が、統合システムとして有名です。

karaoke6.gif

統合システムの基本的な原理を説明します。店のセンターに、JOYSOUND、DAM、UGAなど複数の機種を複数台ずつ含む統合システムコントローラーがあります。
この統合システムコントローラーに対して、各部屋に設置されたコマンダーから、曲のリクエストが送信されます。この時、コマンダーから送信されるのは、統合システムが独自に与える曲番号です。

リクエストを受けたコントローラーは、そのリクエスト曲が収録されている機種で、現在空いている(曲を再生していない)機器に、その曲をリクエストします。その際、リクエストは各機種独自の曲番号に変換されます。(「鉄人システム」では、曲とともに機種を指定することも可能です)
たとえば、現在歌唱回数No.1のGReeeeN「愛唄」なら、Σシステムではコマンダーは「1784A10」という番号を送信します。それが、JOYSOUNDなら「25211」、DAMなら「5022-60」、UGAなら「254617」、という各機種ごとの番号に変換されて送信されます。

リクエストを受けた機器は、当然その曲を再生します。その映像と音声を、コマンダーを通してリクエスト元の部屋に流します。あとは、その部屋でその映像と音声に合わせて歌うだけ。

「鉄人システム」はこの原理で、BBcyberDAM、HyperJOY V2、UGA、Lavca、孫悟空の5機種を統合しています。
「Σシステム」はさらに、UGA+とUGA、BBcyberDAMとCyberDAM、HyperJOY WAVEとV2、Lavca、Be-MAX's、孫悟空、CANDOONE、GIGA、そしてLDカラオケ(第一興商など)を統合しています。
前回も書いたとおり、GIGAはパセラが権利を買い取っていて、他では歌えません。
posted by くまたろう at 06:23| Comment(0) | 通信カラオケ機種概論序説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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