2007年09月25日

(17) キー設定

カラオケは「お客さんに歌ってもらってナンボ」の商売です。ですから、カラオケの音は原曲の雰囲気を再現しつつ、「歌いやすくする工夫」がいろいろと入っています。たとえば、イントロのない曲に、カラオケメーカーが独自のイントロをつけるなど。
しかし「キー設定」は、昔からメーカーが困ってきたことの一つでした。

20年ぐらい前のレーザーカラオケ時代は、とにかく「通常の男性(or女性)の音域で出せるキーに設定する」という考え方が、当時は一般的だったのです。そのことが「歌いやすくする」ことであると考えられていたのです。
そのため、高音を売り物にする歌手の曲では、「原曲キー−6」とか「−8」とか、そういったキー設定の曲も時々ありました。昔のJOYSOUNDなどでは、キーコンは−4〜+4しかないのに。

ここでちょっと話がずれますが、皆さんキーコンってちゃんと使いこなせてますか?
ピアノの鍵盤を思い浮かべていただきたいのですが、±0の状態でド(C)の音が鳴っている所で、キーコンを+1にすると音が半音上がってド#(C#)になります。−1にすると半音下がってシ(B)になります。
キーコンとは、そうやってキーを動かして、自分の歌いやすいキーにしたり、またはオリジナル歌手の歌うキー(いわゆる「原曲キー」)にするためのものです。

ですが、見たところキーコンをちゃんと使いこなせている人は少ないように思われます。
譜面を読めるだけの音楽の知識があって、自分の声の音域を把握していて、歌う曲の音域を把握していて、それで初めて「自分の歌いやすいキーにする」ことができるのです。これは、譜面を読めるような知識のない人には敷居の高いことです。
それで、特に90年代の通信カラオケ時代になってからは、キーコンはたいていの場合「原曲キーに合わせる」ためだけに使われていたのが実情でした。

みんながみんな、そんなに高音自慢になったわけではありません。ただ、多くの人が言うのは、「オリジナル歌手のCDを聴いて練習しているのに、キーがずれていると歌いにくい」つまり「歌いやすいキー」=「原曲キー」です。
なのに、カラオケメーカーはレーザーカラオケ時代と変わらない「歌いやすいキー」=「通常の男性(or女性)の音域で出せるキー」という考え方にとらわれていました。
その点で、メーカーとカラオケファンとの間で認識のズレがあったと言えます。(ってのはちと大げさか)

ようやく、ここ数年ぐらいで、たいていの曲は原曲キーで入るようになりました。それ以外の昔の曲も、リモコンで予約する段階で、原曲キーで予約することができるようになりました。
posted by くまたろう at 06:16| Comment(1) | 通信カラオケ機種概論序説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の場合も原曲キー主義ですので、最近の曲のデフォルトが原曲キーであったり、リモコンから原曲キーが予約できることは、大変、重宝しています。

その他に歌のスピードや伴奏もより原曲に近いものであればと思っています。
Posted by KAZH at 2007年09月25日 23:14
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]