2007年10月18日

(19)まとめ(後編)〜カラオケの明日はどっちだ?!

さて、この連載もいよいよ最終回です。
いよいよ最終的なまとめということで、さて何を書こうか?と思った所に、ITmediaでこんなニュースが出ました。
カラオケメーカー、ネットに活路 持ち歌SNSや「ガンダム採点」
その冒頭はこんな書き出しです。

そういえば最近、カラオケ行ってないな――そんな人は多いかもしれない。
カラオケ人口は1994年以来減少が続き、2006年は4720万人とピーク時より約3割減った。
「市場は飽和し、カラオケ機器はシェアの食い合いになっている」と、「JOYSOUND」で知られるカラオケ機器メーカー、エクシングの伊藤智也さんは言う。
ピーク時の12社あった機器メーカーは、3社まで減少。楽曲数や音質を競う“スペック競争”も限界に来ている。


カラオケの現状は、まさにその通りです。カラオケのハードウェアは、もう画期的な新機能を盛り込むことが難しいほどに発達しています。
そして、カラオケ各メーカーの競争は、映像や生音などのコンテンツ、そしてネット機能を利用したコミュニティの形成に主眼が移ってきています。

確かに、「ランバト」や「うたスキ」は、カラオケ機器を介した新たなコミュニティを形成して、独自の盛り上がりを作り出しています。
しかし「ランバト」が盛り上がり、プレーヤー集団がいくつもでき(ニックネームに「@○○」などの印をつけることが多い)、採点のロジックを研究して、「100点」を出すプレーヤーが続出して…となった結果、逆に初心者が入りにくくなったという一面は確かにあります。(採点基準が何度も変わったおかげで、私なんかもう90点出せない…)
これは、カラオケの世界に限った話ではありません。
多くの世界で、「お得意様」を大事にする一方で、「初心者」にも入ってもらわないといけない、そのジレンマに悩む状態になっています。
その意味で、単にカラオケファンが盛り上がるだけでない、「歌う人に優しいカラオケ」とは何かを真剣に考える、そんな流れを模索して競う、そんなようになってほしいと思います。

それと「ヒトカラ」が急速に市民権を得たように、カラオケは急速に「個人的」なものとしての性格を強めています。その一方で、合コンやコンパ、忘年会などのようなカラオケも健在。一口にカラオケといっても、その性格は幅広くなっています。
その幅広い性格のカラオケに対応していく努力も求められていくでしょう。

この連載をまとめるにあたって、以下の文献を参考にさせていただきました。改めて感謝の意を表します。

Wikipedia「通信カラオケ」、およびWikipediaでこれに関連する項目

全国カラオケ事業者協会「カラオケ歴史年表」

カラオケメーカー各社のサイト(特に会社沿革)
(株)第一興商
(株)エクシング
(株)BMB
posted by くまたろう at 17:21| Comment(0) | 通信カラオケ機種概論序説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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