ですから、まがりなりにも首都圏で、オフ会などを中心にいろんな店を見てきた私なりの経験に基づいて書くしかありません。
また、私はいわゆるナイト市場(たとえば飲み屋、健康ランド、温泉地などのカラオケを、業界ではこういう)については詳しくないので、いわゆるカラオケボックスなどに限定した話になります。
第1期連載で書いたように、かつて10社以上あった業務用カラオケ機器メーカーは、統廃合が進んだ結果、今では
・第一興商(DAMシリーズ)
・エクシング(JOYSOUNDシリーズ)
・BMB(UGAシリーズ)
の3社しかありません。
これと同じように、カラオケ店を運営する業者も淘汰されています。
かつては、私の地元にも小さな「地元のカラオケ屋」というのがいくつもありました。
ですが、そのような店は次々と潰れ、今ではカラオケ店の多くが何らかのチェーンに属する店になっています。
また、機器メーカーが前述の3社だけになってしまったので、店ごとの「歌える曲の違い」も少なくなりました。
つまりDAMかJOYかUGAか、またたとえばDAMの中でPremierかBBか初代CyberDAMか、またDAMステがあるかないか、、JOYの中でWAVEかV2か初代HyperJOYか…などのような、設置する機種の違いだけになっているとほぼ言えます。(正確に言えば設置環境などによる違いはあるのですが、それはとりあえずおいといて)
強いて店ごとの違いが発生すると言えば、「統合システム」で複数の機種を組み合わせた店(パセラ、カラオケの鉄人など)、あるいは日本にはない輸入もののカラオケソフトを利用している一部の専門店(たとえば洋楽カラオケ専門店、中国語/韓国語カラオケ専門店など)などぐらいです。
※以上で述べたような点については、この連載の後の方で触れるつもりです。
ただし、店によって設備や音響の違いはあります。また、同じ機器でもメンテの度合いに違いがあります。さらに、部屋の作り、テーブルや椅子、飲食メニュー、そして店員のサービスの良さ。結果、同じカラオケが気持ち良くも悪くもなります。
そして大事なのは、「安い店」ほど、安くするためにいろんな所を切り詰めているので、部屋がボロかったり、音響が悪かったり、メニューが安っぽかったりします。
結局、「トレードオフ」の関係ですね。
安くカラオケを済ませたいなら、安っぽい所には目をつぶらないといけません。
逆にカラオケで質の高いサービスを得たいなら、それなりの出費はやはり必要です。

